気を取り直して

CASSHERN [DVD]

やっと見ました。かなり賛否両論だったような（それも否が多め）記憶があるんだけど、確かになぁ。やっぱり経験の少なさが出てしまった映画なんじゃないでしょうか。映画としての魅力に欠けてると思います。
映像の世界観は圧倒的でした。ワクワクする世界があった。だけどそれだけじゃダメなんだよなぁ。最初はその映像世界に惹きつけられて観てるんだけど、二時間半弱もあるし、途中でダレちゃいます。観るのが飽きるんだよね。メッセージ性もなんか強すぎて、そんでもって陳腐。そういうテーマの作品を否定してるわけじゃなくて、見せ方が陳腐。台詞に頼っちゃってるとこが多い気がします。映画ならではの鋭さが欠如してるんだよなぁ。ラストは、もう観るの飽きちゃっているのもあってなんだかよくわからなかった。うん、確かにそうだよね。でもそんなことを言いたかった映画なんだ？って少し脱力してしまった。

役者陣は西島さんの不気味な感じがよかった。秀治も。ミッチーが出番多くてびっくり。反対に佐田真由美の出番が少なくてがっかり。実はこの子が観たくて借りてきたとこがおっきかったので。あれはあっけないなー。キャナメとのエピソードも省きすぎだし。他にももっと省いてよいところはいっぱいあったと思うんだけどな！宮迫はうまかった。伊勢谷くんってこんな顔だった？とってもかっこいいんだけど変な感じ。髪の毛立ててるイメージが強すぎるのかも。頬がこけまくっているのでマスク装着した方がかっこよいなーと思いました。

あといきなり椎名林檎が流れたのはびっくり。浮きまくりだ。彼女の歌は後ろで流れることを許さない歌だと思う。食っちゃうわ。そしてばっくほーんはこれを提供していたのか…まだヘッドフォンチルドレン買ってねーよ。うわーん。